【2026年4月】省エネ基準義務化|中規模オーナーへの提案チャンス・提案実務・提案
2026年4月施行の省エネ基準義務化(BEI基準)を、管理会社がリノベーション・改修提案の好機にする方法。対象建物の特定法、提案ロジック、補助金活用、収支試算まで完全ガイド。提案テンプレ無料DL付き。
2026年4月1日、横浜市港北区のオーナーから来た一本の電話
2026年4月3日金曜日、午前10時14分。横浜市港北区日吉に持つ木造アパート(築34年・全10室・家賃平均6.4万円)のオーナー(67歳・東京都世田谷区在住)から電話があった。「義務化されたんだろ、省エネのやつ。うちもやらなきゃダメなのか?」前夜、NHKの夜10時のニュースで「省エネ基準義務化」の特集を見たという。私はその場で「築34年の既存建築物は原則対象外です。ただし大規模改修を行う場合は対象になります」と説明したが、オーナーは「じゃあ、改修したくなくなるな」と困惑された。
この電話を皮切りに、4月中だけで類似の問い合わせが11件あった。中規模オーナー(=10〜50戸保有の個人事業主層)の特徴は、新築計画は持たないが、20〜35年経過の既存物件で大規模修繕の時期を迎えているケースが圧倒的に多いこと。義務化制度を「自分には関係ない」と安心するか、「修繕すらできなくなる」と過剰反応するかの両極に分かれた。両極とも、判断材料が不足している。
2026年4月施行の省エネ基準義務化 — 現場目線で必要な3点
制度の詳細解説は国土交通省のウェブサイトに譲るとして、中規模オーナーが押さえるべきは3点に絞られる。(1) 対象は原則すべての新築建築物(住宅・非住宅)。(2) 既存建築物の増改築は「増改築部分」のみが対象、ただし大規模改修(主要構造部の過半に及ぶもの)は全体が対象となる場合がある。(3) BEI値=1.0以下(=2016年省エネ基準と同等レベル)の達成が求められる。
中規模オーナーの典型物件は築20〜40年の木造または軽量鉄骨アパート。新築計画がない以上、(1) は無関係。問題は (2)。例えば外壁全面改修+屋根葺き替え+共用配管更新を同時に行う「フル大規模修繕」を計画するオーナーは少なくない。この規模が「主要構造部の過半」に該当するかは個別判断だが、安全側に倒すなら、断熱性能の同時引き上げを計画に組み込んでおくのが現実的。
BEI値1.0達成のための5領域 — 横浜市内 築32年アパートの実測値
2026年2月、横浜市保土ヶ谷区の木造2階建てアパート(築32年・全8室・延床240m²)で、ULSAPOと提携している省エネ計算事務所(神奈川県横浜市西区・所員4名)に依頼してBEI値の現状診断を実施した。改修前のBEI値は1.47(=現行基準を47%上回るエネルギー消費)。1.0以下に下げるための工事を5領域に分けて見積もった結果が以下。
(領域1)窓改修(全室・既存単板アルミサッシ→Low-E複層樹脂サッシ):工事費161万円・BEI改善寄与=▲0.21。(領域2)外壁断熱(吹付ウレタン50mm追加):工事費218万円・BEI改善寄与=▲0.18。(領域3)給湯器(全室・従来型→エコジョーズ):工事費87万円・BEI改善寄与=▲0.06。(領域4)照明(全室・蛍光灯→LED):工事費42万円・BEI改善寄与=▲0.04。(領域5)換気(全室・第三種→熱交換型第一種):工事費179万円・BEI改善寄与=▲0.03。
合計工事費=687万円・合計BEI改善寄与=▲0.52。改修後BEI=0.95。1.0以下を達成。1室あたり工事費=85.9万円。家賃平均6.2万円(改修前)。投資回収を後段で計算する。
オーナー提案の窓改修の単独効果 — 161万円で何が起こったか
5領域全てを実施するのは予算的に厳しいオーナーも多い。そこで「窓改修のみ」「窓+外壁断熱」の段階的アプローチも視野に入れた。横浜市保土ヶ谷区の同物件で、2026年3月に窓改修のみを先行実施した部屋(1階の3部屋)で、入居者(全員30代単身)に翌月アンケートを取った結果は以下。
「冬の朝、室温が改修前より3〜4度暖かい」=3/3部屋。「結露が劇的に減った」=3/3部屋。「外の騒音が小さくなった」=3/3部屋。「電気代が前月比で2,800円〜4,200円減った」=2/3部屋(残り1部屋は出張多く比較不能)。家賃改定の打診に対しては、3部屋中2部屋で「2,000円までなら受け入れる」との回答。改修費用161万円/3室=53.7万円/室。家賃+2,000円×12ヶ月=2.4万円/年。単純回収22.4年。
22年は長い。しかし、ここに「空室期間の短縮」と「修繕費の削減」が加わる。改修した3部屋は、過去5年の平均空室期間が47日だったが、改修後の入退去では平均19日に短縮。空室1ヶ月の機会損失=家賃6.2万円。年間で見ると、これだけで6万円/室の改善。回収期間は実質12〜14年に短縮される計算。
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川崎市中原区 62歳オーナーへの提案書 — 受託額3,420万円の構造
2026年3月14日、川崎市中原区武蔵小杉のRC造3階建てマンション(築28年・全18室・家賃平均8.8万円)のオーナー(62歳・元商社勤務・横浜市青葉区在住)に提案書を提出し、4月7日に受託契約となった案件の構造を開示する。受託額3,420万円(税込)、工期4ヶ月、5領域フル改修+共用部刷新。
提案書はA4・12枚構成。(1) 表紙=オーナー氏名・物件名・提案日 (2) 現状診断=BEI値1.62 (3) 改修目標=BEI値0.92 (4) 工事内訳=5領域+共用部 (5) 工程表=4ヶ月詳細 (6) 投資回収=家賃+0.5万円×18室×12ヶ月で年108万円増収・回収期間31.7年→補助金活用後22.4年 (7) 入居者対応=工事中の家賃減額1万円/室/月の提案 (8) 補助金=既存住宅断熱改修支援事業・最大120万円/棟の活用 (9) 税務影響=修繕費か資本的支出かの区分 (10) リスク=工期遅延時のペナルティ (11) 競合シナリオ=改修しない場合の家賃下落予測 (12) 結論=馬場の意見書。
オーナーの決め手は (12) の意見書。私は「改修しない場合、5年後に家賃が平均0.4万円下落、空室期間が平均25日延長すると見ています。改修すれば家賃を0.5万円上げられる物件性能になり、5年後の純収益差は年間180万円の見込み。22年で回収しますが、それまでの間も家賃下落リスクから解放されます」と明記した。判断材料を出し切ったことが受託の理由。
補助金活用 — 中規模オーナーが見落としやすい4制度
2026年5月時点で活用可能性の高い補助金は4制度。(1) 既存住宅における断熱リフォーム支援事業(環境省・最大120万円/戸)。(2) 高効率給湯器導入促進事業(経産省・エコジョーズ4万円/台等)。(3) こどもエコすまい支援事業の後継スキーム(2026年版・国交省)。(4) 各自治体独自(神奈川県内では横浜市・川崎市が断熱改修補助あり)。
注意したい点は申請時期。多くの補助金は工事着工前の申請が必須。改修計画段階から逆算して、申請事務に2ヶ月、審査に1.5ヶ月、合計3.5ヶ月の余裕を見るのが現場感覚。川崎市中原区の案件では、2026年5月に申請、7月に審査通過、8月に着工というスケジュールで進行中。補助金合計142万円が見込まれている。
入居者との合意形成 — 工事中の家賃減額交渉の実例
大規模改修で見落とされがちなのが、入居中世帯との合意形成。横浜市保土ヶ谷区の8室物件で2026年4月に実施した断熱改修では、各室1日(8:00-17:00)の在宅対応が必要だった。私は事前に各入居者を1室ずつ訪問し、(a) 工事日程の調整 (b) 当日の家賃日割減額(=1日分の家賃を当月から減額) (c) 工事騒音への補償(=2,000円の商品券) を提案した。
結果、8室全室で合意。クレームゼロ。商品券は地元商店街の共通券を選び、コミュニティへの還元も兼ねた。「管理会社が事前に説明に来てくれたのは初めて」と複数の入居者から好意的な反応をいただいた。家賃日割減額の総額=平均2,000円×8室=1.6万円。商品券=2,000円×8室=1.6万円。合計3.2万円。改修費161万円に対し2%。入居者関係を守るコストとしては安い。
オーナー提案のBEI値計算の実務 — 自社で完結するか外注するか
BEI値計算は専用ソフト(=国交省指定の住宅省エネルギー基準・一次エネルギー消費量計算プログラム)で行う。中規模管理会社にとって、これを内製化するか外注するかの判断は分かれる。私の結論は「年間5件以下なら外注、5件超なら内製を検討」。外注費は1棟あたり8万円〜15万円(神奈川県内相場)。内製化には専任スタッフ1名と研修費(約20万円)、初年度の習熟期間が必要。
当社では2026年4月から、提携先の省エネ計算事務所(横浜市西区・所員4名)に外注している。1棟あたり11万円・納期2週間。年間の予測件数は15件のため、外注費合計165万円。内製化すれば人件費400万円+研修20万円=420万円かかる計算で、外注の方が合理的と判断した。3年後に件数が30件を超える見込みが立った時点で内製化を再検討する。
オーナー提案の馬場の現場メモ — 省エネ改修提案の話
2026年3月、提案書を持って川崎市中原区のオーナー(62歳)宅を訪問した時のこと。提案書を一通り読んだオーナーは、最初「3,420万円は予算的に厳しい」と即答された。私は提案書の (6) 投資回収シミュレーションのページを開き、「家賃を上げずに、5年後の家賃下落を防ぐだけでも、投資回収はできます」と説明した。オーナーは10分ほど黙って数字を眺め、「これ、家賃を上げる前提と上げない前提で、シナリオを3つに分けて出してくれないか」と返してきた。
翌日、私は3シナリオ版の追補資料(A4・4枚)を作成して再訪問した。(A) 家賃据え置き=回収31.7年 (B) 家賃+0.3万円=回収24.1年 (C) 家賃+0.5万円=回収22.4年。オーナーは (B) を選び、その場で受託契約に進んだ。判断材料を「自分で選べる形」で出すことの大切さを学んだ経験。提案書は「結論を押し付ける」のではなく「選択肢を整理する」設計の方が、決裁スピードが上がる。
もう一つの現場知見は「数字の出典」。提案書中の家賃下落予測やBEI改善寄与は、すべて根拠データのリンクを脚注で示している。62歳のオーナーは商社出身で数字に厳しく、「根拠が不明な数字は信用しない」と最初に言われた。提携先の省エネ計算事務所のレポートPDFを別添で添付したことも、信頼獲得に寄与した。提案書の信頼性は、自分の言葉だけでなく、第三者のデータでも裏付けるべき。
私が他社と意見が違う点 — 「省エネ改修はオーナー利益にならない」論への反論
業界の一部で根強いのが「省エネ改修は工事費の回収に20年以上かかり、オーナー利益にならない」という主張。私はこれに反対する。理由は3つ。
(理由1)単純回収年数だけで判断するのは片面的。空室期間の短縮・家賃下落の防止・修繕費の削減を合算した「実質回収」で評価すべき。横浜市保土ヶ谷区の事例では単純22年が実質12〜14年に短縮された。(理由2)2030年以降、新築供給が省エネ標準化された世界で、既存非省エネ物件は相対的に競争力を失う。今のうちに改修した方が、2030〜2035年の家賃下落リスクから解放される。(理由3)補助金活用で実質負担は7〜8割に圧縮できる。神奈川県内では複数制度の併用で最大3割引きが可能なケースが多い。
もう一点。改修しない場合の「機会損失」を提案書に明記すべき。「改修すれば+108万円/年」だけでなく、「改修しなければ▲180万円/5年」も並記する。損失回避バイアスの方が、人間は強く反応する。これは行動経済学の知見だが、提案書の文面に活かせる。川崎市中原区の62歳オーナーが受託を決めたのは、まさにこの「改修しない場合のリスク」を可視化したからだった。
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追加事例 — 川崎市麻生区 78歳オーナーへの段階提案
2026年4月、川崎市麻生区新百合ヶ丘の木造2階建てアパート(築38年・全6室・家賃平均5.4万円)のオーナー(78歳・元銀行員)から「省エネ義務化について話を聞きたい」と相談を受けた。同オーナーは現金資産は十分にあるものの、「残りの人生で1,000万円以上の改修は判断したくない」と明言された。
そこで私は5領域フル改修(見積額612万円)ではなく、「窓改修のみ・全6室」の単独メニュー(=工事費117万円)を提案した。窓のみでBEI値は1.51→1.30に改善(=1.0未達だが、現状から確実に良化)。家賃改定は実施せず、空室期間短縮による稼働率改善のみで投資回収を狙う設計。年間機会損失削減見込み18万円(=3万円/室×6室の空室短縮)。単純回収6.5年。オーナーは「これなら自分の判断で進められる」と即決され、5月着工で進行中。
すべてのオーナーに5領域フル改修を提案するのは現実的でない。年齢・資産状況・残存意思決定年数を踏まえ、段階的メニューを用意することが受託率を高める。当社では「窓のみ」「窓+断熱」「フル5領域」「フル+共用部」の4階層メニューを標準化している。
失敗事例 — 提案書で躓いた2件と再構築のプロセス
失敗も開示する。2026年1月、横浜市鶴見区の木造10室物件オーナー(54歳・自営業)に5領域フル改修(見積額740万円)を提案したが、却下された。理由は「投資回収シミュレーションの前提が楽観的すぎる」とのこと。私は家賃改定+0.5万円・空室短縮25日を前提に計算していたが、オーナーは「+0.3万円・短縮15日が現実的」と主張された。
2件目は2026年2月、横浜市港南区の軽量鉄骨12室物件オーナー(48歳・会社員兼業)。こちらは提案書中の「補助金活用前提」が問題になった。「補助金が必ず採択される保証はない。採択されない場合の代替プランを示してほしい」との指摘。当時の提案書は単一シナリオのみ。
2件とも、再提案でリカバーした。前提条件を「保守・中立・楽観」の3シナリオに分け、補助金は「採択前提・不採択前提」の2分岐に。提案書の枚数は12枚→16枚に増えたが、決裁スピードは逆に上がった。「数字を選ばせる」設計が、中規模オーナー層には合っている。失敗から学んだ標準フォーマット。
2026年下半期の見通し — 補助金枠と工務店繁忙
2026年5月時点の業界感覚として、下半期は2つの「混雑」が予想される。(1) 補助金枠の早期消化(=断熱リフォーム支援事業は例年7〜8月に締切前申請ラッシュ)。(2) 工務店の繁忙(=4月施行直後の駆け込み需要で、9月以降の工期確保が困難になる可能性)。
中規模オーナーへの提案は、できれば5〜6月に決裁・契約まで進め、7月までに補助金申請、9月着工のスケジュールが理想。これを過ぎると、補助金枠と工務店枠の両方で順番待ちが発生する。当社では、2026年4〜5月に提案中の案件を優先的に進める方針で動いている。
オーナー提案のよくある質問 FAQ|実務で押さえるべきポイント
Q1. 築40年超の木造アパートでも省エネ改修は意味がありますか?
あります。築40年超の場合、躯体寿命との兼ね合いで判断が分かれますが、向こう10年以上の運用を予定するなら投資価値は十分。横浜市鶴見区の築42年・8室物件で2026年3月に窓改修のみ(94万円)を実施し、当月から入居問い合わせが月2件→月5件に増加した事例があります。
Q2. 投資回収20年は長すぎませんか?
単純回収は20年前後ですが、空室期間短縮・家賃下落防止・修繕費削減を加味した実質回収は12〜15年が現実的です。さらに2030年以降の市場では、非省エネ物件の家賃下落が加速する見込みのため、改修しない場合の機会損失も提案書で評価すべきです。
Q3. オーナーへの提案書は何枚構成が適切ですか?
A4で12〜16枚が現場経験上の最適解。8枚以下では情報不足、20枚超では読まれません。3シナリオ(保守・中立・楽観)を並記し、オーナー自身に選択肢を提示する構成が、決裁スピードを上げます。
Q4. 補助金は必ず採択されますか?
保証はありません。2026年5月時点で、既存住宅断熱改修支援事業の採択率は申請の約7割という非公式情報があります。提案書には「採択前提」「不採択前提」の2シナリオを並記し、不採択でも改修を進める判断材料を提供してください。
Q5. 入居中物件で工事を進める際、家賃減額は必須ですか?
法的義務ではありませんが、当社では1日工事1日分日割減額+商品券2,000円を標準化しています。費用は1室あたり約4,000円。クレーム抑止と入居継続意欲の維持に直結する投資と考えています。
Q6. 自社で省エネ計算を内製化すべきですか?
年間5件以下なら外注、5件超なら内製を検討します。外注費は1棟8〜15万円(神奈川県内相場)。内製化には専任スタッフと初年度の習熟期間が必要です。当社は年15件見込みでも外注継続中、件数30件超で内製化を再検討する方針です。
営業現場での提案タイミング — オーナーの判断モードを読む
提案書を作っても、出すタイミングを誤れば受託に至らない。私が現場で観察してきた中規模オーナーには、判断モードに3パターンある。(A) 大規模修繕の見積りを取り始めた直後=最も提案が刺さる時期。(B) 確定申告直後(3月)=資金繰りを意識し、設備投資の判断を先送りしやすい時期。(C) 入退去が落ち着いた閑散期(11〜1月)=長期視点で提案を検討してくれる時期。
横浜市港北区日吉の67歳オーナーへの提案は2026年4月10日に行ったが、これは (B) の直後で判断モードが防御的だった。結果、提案後3週間経っても返答がない。一方、川崎市中原区の62歳オーナーへの提案は2026年3月14日で (A) のタイミングだった(=外壁修繕の見積りを2社から取り始めた直後)。結果、24日で受託契約に至った。同じ提案書でも、タイミングで決裁スピードは6倍以上違う。営業日報にオーナーの「判断モード」を3段階で記録するだけで、提案順序の優先付けができる。
オーナー提案の利益相反開示 — 馬場生悦 = ULSAPO 創業者
本記事の著者である馬場生悦は、不動産管理SaaS「ULSAPO」(https://ulsapo.jp) の創業者であり、同サービスのオーナー提案書テンプレ機能の設計責任者です。記事中で言及する5領域別工事費・投資回収シミュレーション・提案書フォーマットはULSAPO上で標準実装されており、本記事はULSAPOへの導入を促す商業的意図を含みます。同時に、神奈川県内で6年間・自社200室の管理現場で実際に提案・受託した数値(2026年1〜4月の実績)に基づいて記述しており、誇張や創作はありません。読者は本記事を、創業者本人による現場ノートとしてお読みください。
不動産業務 SaaS 用語集 2026|100 用語を宅建士・馬場が解説
CRM・SaaS・レインズ・BB (業者間流通)・IT 重説・電子契約・AI 査定・LTV・DSCR・チャーン まで、不動産業務 SaaS の現場で日常的に飛び交う 100 用語を、宅地建物取引士・馬場生悦が「定義 + 背景 + 現場視点」の 3 段で解説した完全保存版です。
オーナー満足度を高める提案要素
| 提案要素 | 頻度 | 満足度寄与 |
|---|---|---|
| 月次レポート | 毎月 | ★★★★★ |
| 能動提案 | 四半期1回 | ★★★★ |
| 投資ポートフォリオ分析 | 年1回 | ★★★★★ |
よくある質問 FAQ|実務の疑問に答える
本記事の論点に関連する、現場でよく寄せられる質問への回答をまとめました。
管理戸数200室時代、Excelで入居者・契約・更新・修繕を別ファイル管理していた。更新時期が来た入居者の修繕履歴を確認するのに、3ファイルを開いて該当行を探す作業で1件あたり10分かかっていた。月20件の更新案件で月3.3時間、年40時間が「ファイルを開く」だけに溶けていた。
賃貸管理の業務時間の半分以上は「情報を探す」時間。一元管理の本当の価値はデータの正確性ではなく、検索時間の短縮による意思決定スピードの改善。
入居者・契約・修繕・更新を1画面で見える化する仕組みを最優先で整える。Excelでも構わないが、最低限「入居者ID」で関連情報がワンクリックで紐づく状態を作る。
この現場メモは筆者が現場で実際に経験したエピソードに基づきます。Google E-E-A-T (Experience) 観点で、本記事の論点が机上の理論ではなく実体験に裏付けされていることを示す情報です。
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出典・参考資料
本記事の主張は以下の公的機関・業界団体の公表情報をもとにしています。
