⚠️ このページは v1 旧方式のアーカイブです
2026 年 4 月から v2(業者ゼロ設定方式) が利用可能になり、こちらの v1 方式は非推奨になりました。新規セットアップでは v2 を使ってください。所要時間が 30〜60 分 → 2〜3 分 に短縮されています。
v1 は Google Cloud Console での開発者設定や Workspace 管理者権限が必要で、所要時間 1〜2 時間でした。すでに v1 で運用中の業者向けには引き続き動作しますが、2026 年下期以降に廃止予定です。
→ v2 マニュアル(業者ゼロ設定)を見る
1. この機能でできること
不動産ポータルサイト(athome、SUUMO、HOME'S 等)から届く反響メールを ULSAPO が自動で受信し、顧客管理 (CRM) に自動登録します。担当者は新規問い合わせを取りこぼすことなく、一元的に対応できます。
取り込みフロー
- ポータルサイトに
inb-xxxxxxxx@ulsapo.jp(テナント固有アドレス)を登録
- 反響メールが届くと、ULSAPO が毎分自動で取得
- 顧客名・電話・メール・物件情報を解析して 顧客レコード を作成
- 追客 SLA タイマー開始(5 分以内未対応でリマインダー、30 分以上で運営にエスカレーション)
- 必要に応じて貴社の業務メアド(複数指定可)にも raw メールを複写転送
必要な権限
- Google Workspace 管理者権限 — 受信ルール (Default Routing) 設定のため
- Google Cloud プロジェクト オーナー権限 — OAuth Client 作成のため
- ULSAPO テナント管理者 — 設定 UI 操作のため
個人 Gmail (xxxx@gmail.com) は対応していません。 Google Workspace の独自ドメインメール(例: xxxx@yourcompany.jp)が必要です。Workspace を未契約の場合は先にサブスクリプションをご準備ください(Business Starter プラン、月額 800 円〜)。
2. 事前準備
2-1. 必要なアカウント
| 項目 | 内容 |
| Workspace アカウント | 独自ドメイン(例: info@yourcompany.jp) |
| Workspace 管理者 | Default Routing を編集できる権限保有者 |
| Google Cloud アカウント | Workspace と同じドメインで作成(推奨) |
| ULSAPO テナント管理者 | システム設定 → 反響メール自動取込にアクセス可 |
2-2. 把握しておく情報
- テナント固有の inb-* アドレス: ULSAPO 管理画面 → 反響取込設定で確認できます。例:
inb-b0a8aba66325@ulsapo.jp
- 反響を受けるメアド: 既にポータルサイト側に登録している会社代表メアド(後で
inb-* に置き換える)
- 反響転送先メアド(任意): 営業担当者個人や Slack 通知用メアド等、raw メールも並行で受け取りたい先
所要時間の目安: STEP 1〜6 を順に実行しても合計 60〜90 分程度。Google Cloud Console 慣れている方なら 30 分。
3. STEP 1. Google Cloud プロジェクト作成 難易度:
1-2
プロジェクト名: ulsapo-inbound(任意の名前で OK)
組織: あなたの Workspace ドメイン(例: ulsapo.jp)
場所: 組織(例: ulsapo.jp)
→ 「作成」をクリック
プロジェクトは 1 つで OK です。今後 ULSAPO 連携用に追加機能を増やしても、このプロジェクト内に統合できます。
4. STEP 2. Gmail API を有効化
2-2
画面中央の「有効にする」ボタンをクリック
→ 数秒でメトリクス画面が表示されれば有効化完了
5. STEP 3. OAuth 同意画面の構成
3-2
アプリ情報:
- アプリ名:
YourCompany inbound IMAP 等
- ユーザーサポートメール: 自分のメアド
→ 「次へ」
3-3
対象: 内部 (Internal) を選択
→ Workspace 内部のみ利用なので Google の検証プロセス不要
3-4
連絡先情報: 開発者メアド(自分のメアド)
3-5
終了: ユーザーデータポリシーに同意 → 「作成」
「外部 (External)」を選ぶと、最終的に Google の検証プロセス(数週間〜数ヶ月)が必要になります。Workspace 内テナント運用なら必ず「内部」を選んでください。
6. STEP 4. OAuth Client ID 作成 難易度:
4-1
Auth Platform → 概要画面の「OAuth クライアントを作成」をクリック
4-2
アプリの種類: ウェブ アプリケーション
4-3
名前: ULSAPO IMAP refresh token client
4-4
承認済みのリダイレクト URI に以下を
正確に 追加:
https://ulsapo.jp/_v215_oauth_setup.php
(URL 末尾の
.php 後ろにスラッシュを付けない)
→ 「作成」
4-5
Client ID と Client Secret がダイアログに表示されます。
必ず 「JSON をダウンロード」 をクリックして保存(Secret は後で見られなくなります)
Client Secret はこのタイミングでしか見られません。後から再表示するには「キーを追加」して新規発行が必要です。必ずダウンロードまたはコピーしてください。
4-6. (Workspace 規模が大きい場合) 組織ポリシー確認
「サービス アカウント キーの作成が無効になっています」 等のエラーが出る場合、組織ポリシー iam.disableServiceAccountKeyCreation がブロックしています。今回は Service Account を使わないので影響しないはずですが、もしクライアント作成で失敗するようであれば運営にお問い合わせください。
7. STEP 5. Workspace 受信ルールを設定 難易度:
反響メールが inb-xxxxxxxx@ulsapo.jp 宛に届いた時、それを Workspace 内の Gmail 受信箱(例: shoetsu.baba@ulsapo.jp)にルーティングします。
5-2
左メニュー「アプリ」 → 「Google Workspace」 → 「Gmail」 → 「デフォルトのルーティング」
5-3
「ルーティングを追加」をクリック
5-4
1. メールの照合パターンを指定する →
「
パターンの一致」 → 正規表現:
^inb-[a-zA-Z0-9_-]+@ulsapo\.jp$
5-5
2. 一致したメッセージに対する処理 →
「受信者を変更」 → 「エンベロープ受信者を置き換える」 →
受信箱に使う Workspace ユーザー(例: shoetsu.baba@ulsapo.jp)を入力
5-6
名前を付けて保存
Workspace の MX レコードがちゃんと Google を向いていることが前提です(SMTP.GOOGLE.COM)。お名前.com 等のメールサーバを使い続けている場合、こちらの方法は使えません — 運営にお問い合わせください。
8. STEP 6. ULSAPO で Gmail 接続
ULSAPO 側に Client ID / Client Secret を登録し、OAuth 同意フローを通します。
6-1
ULSAPO にテナント管理者でログイン → メニュー「システム設定」 → 「反響メール自動取込」
6-2
「Gmail を接続する」ボタンをクリック → セットアップウィザードが開きます
6-3
フォームに
STEP 4-5 で取得した:
- OAuth Client ID (
xxxxxxx-yyy.apps.googleusercontent.com)
- OAuth Client Secret (
GOCSPX-...)
を入力 → 「
Google 同意画面へ進む」
6-4
Google 同意画面で「許可」をクリック → 自動で ULSAPO に戻り「✓ OAuth セットアップ完了」と表示
6-5
反響転送先メアド(任意)を入力
例: sales@yourcompany.jp, manager@yourcompany.jp
→ 入力したアドレスに raw 反響メールが BCC 風に届きます(カンマ区切りで複数可、最大 5 件)
9. STEP 7. 動作確認
7-1
自分のメアドから inb-xxxxxxxx@ulsapo.jp (あなたのテナントアドレス)宛に テストメール を送信
7-2
1〜2 分待つ → ULSAPO 「顧客管理」タブを開いて新規顧客が登録されていることを確認
7-3
反響転送先メアドを設定した場合、そちらにも raw メールの複写が届くか確認
取り込みは毎分の cron で実行されます。即座に確認したい場合は 設定 UI 内「いますぐ取り込む」ボタンで手動トリガできます。
7-4. 実反響での試運転
テストが成功したら、各ポータルサイトの反響受信メアド設定を inb-xxxxxxxx@ulsapo.jp に切り替えてください。
| ポータル | 変更箇所 |
| athome | 加盟店専用サイト → 設定 → 反響メール送信先 |
| SUUMO | 掲載管理 → 反響通知設定 |
| HOME'S | 業者管理画面 → メール設定 |
10. トラブルシューティング
「Gmail API has not been used in project ...」エラー
原因: STEP 2 の Gmail API 有効化が未完了。
対処: Gmail API ページ で「有効にする」をクリック。有効化後、5 分ほど待ってから再試行。
「state 不一致」エラー
原因: ブラウザのセッションが切れた、または別タブで操作した。
対処: 「最初からやり直す」リンクで STEP 6 を再実行。
「refresh_token が取得できなかった」エラー
原因: 同じ Client ID で過去に同意済みのため、Google が refresh_token を返さない。
対処: Google アカウント → セキュリティ → アクセス権を持つアプリ で当該アプリを削除 → 再度 STEP 6 を実行。
反響が CRM に登録されない
- STEP 5 の Workspace 受信ルールが正しく動いているか確認: 自分宛にテスト送信して、Gmail 受信箱に届くか
- cron が動いているか: 設定 UI 「いますぐ取り込む」ボタンで強制実行 → ログ確認
- Gmail 側でメッセージが「未読」状態か確認(読んでしまうと cron が拾えない)
「Workspace 管理者権限がない」
STEP 5 はドメインの Workspace 管理者でないと実行できません。担当者に依頼するか、運営代行をご利用ください。
11. よくある質問
Q. 個人 Gmail(@gmail.com)でできますか?
A. できません。Workspace(独自ドメイン)が必須です。これは「自社ドメイン宛の反響を一元監視する」という機能の性質上の制限です。
Q. Workspace を契約していない場合は?
A. 別案として、ULSAPO 運営が提供する info@yourcompany.ulsapo.jp 形式のサブドメインメアドを使う方式があります(運営代行)。お問い合わせください。
Q. refresh_token はいつまで有効ですか?
A. ユーザーが Google 側でアクセスを取り消さない限り、永続的に有効です。1 度のセットアップで以降ずっと自動取込が続きます。
Q. 反響転送先メアドは何件まで設定可能?
A. 最大 5 件です。それ以上必要な場合は運営にご相談ください。
Q. 取り込んだ反響を削除する方法は?
A. 顧客管理画面で個別削除可能です。一括削除が必要な場合は運営にご依頼ください。
Q. 反響メールの内容を AI で自動分類できますか?
A. 現状は基本情報(名前/電話/メール/物件 ID)の抽出のみ。意向度や緊急度の自動分類は今後のロードマップに含まれています。
Q. 設定をやり直したい
A. ULSAPO 設定 UI で「Gmail 接続を解除」 → STEP 6 から再実行してください。Google Cloud 側の Client は再利用可能です。
困ったときは
本手順で解決しない場合、ULSAPO 運営にお問い合わせください。設定の代行も無料で承ります。