実務コラム

不動産CRM/追客SaaSおすすめ6選【2026最新比較】反響獲得〜成約まで|中小向け・不動産会社

公開日: 2026/05/02最終更新: 2026/06/04著者:
不動産 CRM 比較 2026|追客SaaS 6社の機能・料金・選び方ガイド

不動産CRM/追客SaaS主要6社(KASIKA・nomad cloud・ノマドCRM等)を2026年5月時点で徹底比較。反響獲得〜成約までの機能、料金透明性、連携性を中立評価。中小不動産が定着できる選定4軸を提示。

不動産仲介・管理会社が顧客管理(CRM)SaaSを導入する際、2026年時点で6つの主要サービスが市場に展開されています。本記事では公表情報のみに基づき、各サービスの機能・料金・適用範囲を横断的に整理し、貴社の経営課題に最適な選定軸を提示します。

この記事の5つのポイント

  • 不動産業界向けCRM SaaSは、追客自動化・反響管理・成約支援の3軸で進化
  • 各サービスは対応業態(賃貸/売買)・組織規模・連携範囲で大きく異なる
  • 公表情報ベースの比較表で料金・機能を6社透過的に一覧化
  • 「小規模仲介店向け」「大規模チェーン向け」など用途別の選定ガイドを提供
  • 本記事は2026年5月時点の公表情報に基づいています。最新詳細は各社公式サイトでご確認ください
EDITORIAL SCORE編集部の総合評価スコア

中小不動産会社の選定実務に即した3軸 × 5点満点の透明な評価。評価方法論はこちら

サービス不動産業務適合中小UI適合他業務統合性合計
★ #1ULSAPO 顧客管理 (弊社)●●●●●●●●●●●●●●●15/15
#2いえらぶCRM●●●●○●●●○○●●●●○11/15
#3KASIKA●●●●○●●●●○●●●○○11/15
#4ノマド●●●●○●●●●○●●●○○11/15
#5Salesforce 不動産●●●○○●●○○○●●●●○9/15
#6ATBB●●●○○●●●○○●●●○○9/15

※ 公表情報・公開価格・各社サイトの仕様記載に基づく弊社の評価。各社の最新版仕様を保証するものではないため、最終確認は各社サイトでお願いします。

不動産CRM市場の現状と導入ニーズの拡大

不動産仲介会社の経営課題は、ここ数年で大きく変わりました。かつては「店舗在庫管理」と「営業日報」がシステム導入の中心でしたが、2020年以降、追客業務の属人化・接客品質のばらつき・営業機会ロスといった課題が顕在化し始めます。特に以下の3つの要因が、CRM導入を急速に推し進めています。

第一に、反響からの成約までのリードタイム短縮圧力です。ポータルサイト経由の問い合わせは、同一物件に複数の仲介会社が応札する構図が一般的になり、初動の速さが成約率を左右するようになりました。従来の「営業担当者が手作業で返信・追客」というアプローチでは間に合わず、自動メール・分任配置・タスク管理を一気に処理できる仕組みが不可欠になっています。

第二に、営業チーム規模の多様化です。フルタイム営業5名の小規模店舗から、複数拠点で100名超の営業を展開する中堅チェーンまで、経営規模が多様化するなか、画一的なシステムでは対応できなくなりました。小規模向けの「シンプル・低コスト・導入期間短」ニーズと、大規模向けの「高機能・カスタマイズ・API連携」ニーズが、同時に存在する市場構造になっています。

第三に、顧客情報の一元化による品質向上です。同一顧客がA営業とB営業に対応され、異なる提案が届く、あるいは対応漏れが発生するといった状況は、顧客満足度低下につながります。CRMが顧客履歴を一元記録し、組織全体で顧客情報を共有することで、提案品質と対応速度の両立が可能になります。

重要なご注意
本記事では、2026年5月時点で各社が公表している情報(公式サイト、プレスリリース、公開価格表)のみを記載しています。最新の機能追加・料金変更・サービス終了については、必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事の内容に基づいた導入判断は、自社の最新調査と合わせて行ってください。

CRM選定の6つの比較軸|実務で押さえるべきポイント

不動産CRM SaaSを比較する際、以下の6つの軸が重要です。

1. 料金体系と月額コスト
SaaS導入の第一関心事は費用です。定額制のサービスが主流ですが、ユーザー数課金・機能別課金・利用データ量課金など、事業規模に応じた柔軟性が必要です。小規模店舗では月額数万円の選択肢、大規模チェーンではカスタム見積もりに対応するサービスが適切です。

2. 反響管理・追客自動化機能
ポータルサイト反響の自動受信、自動初期返信メール、対応営業への自動通知、顧客のフォローアップタスク自動生成など、追客の自動化度合いが大きく異なります。
手動対応の負担をどこまで減らせるかが、導入効果の大きさを左右します。

3. 対応業態と物件タイプ
賃貸仲介・売買仲介・賃貸管理など、得意とする業態が異なります。多業態対応のサービスと特定業態特化のサービスがあり、企業形態によって適切な選択が変わります。

4. ポータルサイト連携・外部API連携
スーモ・ホームズ・アットホームなど、主要ポータルサイトとの連携、他社システム(会計・営業日報・顧客管理ツール)との連携が、実務運用の効率性を大きく左右します。

5. モバイル対応・外出先業務対応
営業担当者が外出先で顧客情報にアクセス・更新できるスマートフォン対応の充実度が、リアルタイム対応を可能にします。

6. サポート・導入支援・カスタマイズ対応
初期導入時の運用設計支援、トレーニング、メール・電話サポートの応答時間、カスタマイズ対応の有無が、実導入成功の可否を決定します。

📘 関連資料 (無料DL)
この記事の論点を社内共有用にまとめたPDFを差し上げます
「主担当・副担当・自動アクションで追客率3倍」のチェックリストや実装手順を含む 8 ページPDF。会議の前に配布できる形で整理しました。
無料で資料をダウンロード →

顧客管理の主要6サービスの個別紹介|実務で押さえるべきポイント

以下、各サービスの公表情報に基づいた概要です。詳細は各社公式サイトにてご確認ください。

1. いえらぶCRM(株式会社いえらぶGROUP)

不動産業界特化のCRM領域で長年の実績を持つサービスです。公式サイト上では、賃貸・売買両業態に対応し、ポータルサイト連携を重視した設計となっていることが示されています。反響管理から顧客追客、成約管理まで一連のプロセスをカバーし、中小~中堅規模の仲介会社で採用実績が多くあります。サービス特性として、不動産業務プロセスへの深い理解に基づいた機能設計がなされていることが、公開情報からも伺えます。

料金形態や具体的な機能詳細については、公式サイトの資料請求または無料トライアルを通じて、最新情報を取得されることをお勧めします。

2. KASIKA(株式会社cocon)

反響から成約までのリード管理に特化したサービスとして位置付けられています。自動追客メール、営業タスク管理、顧客ステータス管理といった、営業プロセス全体を支援する機能が公式メッセージの中心となっています。特に「反響が来たら、その後の営業活動を漏れなく追う」という明確なコンセプトに基づいた設計がなされているようです。

中堅仲介会社や、既存顧客の再接触を重視する企業に適していると考えられます。具体的な料金・対応規模については、公式ウェブサイトの最新情報をご参照ください。

3. ノマド(Nomad CLOUD / 株式会社Cocolive)

賃貸仲介・売買仲介の両方に対応した、クラウド型の顧客管理・営業支援システムです。公表情報上では、モバイル対応を重視した設計となっており、営業担当者が外出先から顧客情報へのアクセス・更新を実現することが強調されています。小~中規模の仲介会社をターゲットとした、導入期間の短さと運用負担の少なさが特徴として掲げられています。

クラウドベースの提供形態により、新規導入企業でのシステム環境準備の負担が少ないと考えられます。具体的な料金体系・無料トライアルについては、公式サイトをご確認ください。

4. Salesforce 不動産パッケージ(Salesforce Japan 提供)

グローバルスタンダードのCRM基盤「Salesforce」上に、不動産業界向けのカスタマイズパッケージを実装するアプローチです。Salesforce自体が世界中の大手企業で採用されている実績を持つため、高度なカスタマイズ・複数システム統合・大規模組織の管理が必要な場合に適しています。

一方、初期導入コストと学習期間が相対的に長くなる傾向があります。不動産業務に特化したテンプレートやベストプラクティスの活用により、導入期間短縮が進んでいる段階です。大規模チェーンや、既に他のSalesforceアプリを導入している企業にとって、シームレスな統合が利点となります。

5. ATBB(アットホーム株式会社提供)

不動産業界向けの業務支援プラットフォームとしての位置付けです。アットホーム社による不動産データベース・ポータルサイト連携を活用し、物件情報と顧客情報の一体管理を実現する設計となっています。小~中規模の仲介会社・管理会社向けの、シンプルで実装期間が短いサービスとして公表されています。

アットホームプラットフォーム内での一体運用が可能な点が、他サービスとの大きな違いとなります。詳細な料金・契約形態については、公式窓口にお問い合わせください。

6. ULSAPO 顧客管理(弊社 ULSAPO提供)

中小不動産会社向けの統合クラウドプラットフォーム「ULSAPO」に搭載された、顧客管理・追客支援機能です。物件管理・スタッフ管理・顧客管理・追客フローを、ひとつのシステムで一元運用できる設計になっています。

特に「物件が決まった顧客」「今月接客した見込み客」「前回提案から1ヶ月経過した顧客」など、営業ステータスに基づいた自動タスク生成・メール送信を実現し、営業チームの追客負担を削減することに注力しています。小~中規模の不動産会社(営業5~30名程度)の日常運用を想定した、シンプルで拡張性のある設計が特徴です。詳細については、公式サイトをご参照いただくか、無料相談を通じてご確認ください。

反響→成約 5段階ファネル図解

反響→成約 5段階ファネル

不動産営業における顧客離脱ポイントの可視化

1. 反響獲得100件 (100%)
2. 初回返信78件 (78%)
3. 内見アポ45件 (45%)
4. 申込18件 (18%)
5. 成約8件 (8%)
主な離脱理由
初回返信失敗 22件
SLA超過(24h)
内見前流出 33件
物件提案ミスマッチ
申込前競合 27件
条件交渉力不足
成約前頓挫 10件
融資/保証審査
改善ポイント1
初動24h以内返信
改善ポイント2
物件カードの精度UP
改善ポイント3
条件交渉力の強化
反響100件→成約8件の典型的な歩留まり構造。初動返信SLAと物件提案の質が、ファネル全体の通過率を大きく左右する。各段階の離脱理由を可視化することで改善優先度が明確になる。

機能比較表:6サービスの実装機能一覧

機能項目 いえらぶCRM KASIKA ノマド Salesforce
不動産
ATBB ULSAPO
顧客情報一元管理
自動追客メール
ポータル反響自動受信 要カスタマイズ
営業タスク管理
モバイル対応
外部API連携
賃貸業務対応
売買業務対応

表凡例:◎=標準機能・強力、○=実装あり、要カスタマイズ=別途対応が必要。最新仕様は各社公式サイトで必ず確認ください。

顧客管理の業態別・規模別の選定ガイド|実務で押さえるべきポイント

QUICK GUIDE用途別おすすめ早見表

「自社はどのパターンか?」で選ぶと迷いません。

PATTERN A
CRMだけ低コストで始めたい
反響獲得から商談管理に絞るなら KASIKAノマド など中小特化CRMが手頃。
PATTERN B
グローバル標準・大手系
カスタマイズ性・他システム連携を重視するなら Salesforce 不動産 がエンタープライズ向け実績豊富 (ただし要伴走)。
EDITOR'S CHOICE
PATTERN C
物件・査定・管理とセットで運用したい
ULSAPO 顧客管理 は CRM+物件管理+査定+追客が同じ画面に。スタッフが SaaS を行き来せず、追客率と再現性が大きく上がる。

CRM選定の最適解は、企業の業態・組織規模・既存システム環境によって異なります。以下は、公表情報に基づいた選定のフレームワークです。

小規模賃貸仲介店(営業3~10名)向け

この規模では、導入期間が短く、月額コストが低いサービスが適しています。ノマド・ATBB・ULSAPOは、クイックスタートと低コストを重視した設計であり、小規模店舗のニーズに応えやすい位置付けです。特に、既存の管理物件管理システムがない場合は、顧客管理と物件情報を統合できるサービス選択が後々の運用負担を減らします。

賃貸仲介チェーン(複数拠点・営業20~50名)向け

複数拠点の運用・本部による一括管理・高度な分析レポートが必要になる段階です。いえらぶCRM・KASIKA・Salesforceは、複数拠点の営業成績管理・キャンペーン管理・カスタマイズに対応する機能を備えており、中堅規模のチェーン運用に適しています。

売買仲介を中心とする企業向け

売買仲介は、顧客接点から成約までのリードタイムが賃貸より長く、複数回の提案・顧客フォローが必要になる業態です。KASIKA・いえらぶCRM・ULSAPOは、長期的な顧客フォロー・ステータス管理・提案履歴の一元記録といった、売買業務特有のニーズに対応する設計がなされています。

賃貸管理会社向け

賃貸管理会社は、オーナー様との接触頻度が低い一方、問題対応の即応性が求められます。ATBBは、賃貸管理業務に特化したテンプレートを備えており、この業態の特性に適しています。

大規模企業グループ(営業50名以上、複数事業部)向け

この規模では、複数システムの統合・高度なレポーティング・組織階層の厳密な管理が必須になります。Salesforceは、カスタマイズ性・スケーラビリティ・他システムとの統合において、エンタープライズ向けの標準的なプラットフォームです。初期投資と導入期間は相対的に長くなりますが、長期的な運用効率化を見据えた選択として適切です。

顧客管理のCRM導入時の実装チェックリスト|実務で使える項目集

CRM選定後の実装成功を確保するため、以下のポイントを確認してください。

  • 【契約前】各社の公開情報・資料請求・無料トライアルで、実装機能を自社要件と照合したか
  • 【契約前】初期導入費用・月額コスト・ユーザー追加費用などの総コストを見積もったか
  • 【契約前】導入期間・サポート体制・カスタマイズ対応可否を確認したか
  • 【導入前】既存システム(会計・営業日報など)との連携仕様を定義したか
  • 【導入前】営業チームへのトレーニング計画を策定したか
  • 【運用開始後】月1回以上、営業データの品質・更新頻度をチェックしているか
  • 【運用開始後】3ヶ月ごとに、追客効率・成約数の改善効果を測定しているか
  • 【継続】新機能・アップデート情報を定期的に確認し、サービスの最新状態を把握しているか
⚡ 中小不動産会社 統合SaaS
追客漏れをゼロにする
主担当・副担当・自動アクションで追客率3倍。賃貸管理・CRM・電子契約・反響対応まで14分野を1つのプラットフォームで完結。
✓ 月10時間削減
✓ 14機能統合
✓ クレカ不要
無料で始める →

CRM選定を超えて:不動産CRM導入の本質

本記事では、公表情報に基づいた6サービスの機能比較を提示しましたが、CRM導入の成功を左右する最も重要な要素は、実は「サービス選定そのもの」ではなく、「導入後の運用」です。

いくら高機能なCRMを導入しても、営業チームが日々のデータ入力を怠れば、システムは空の殻になります。逆に、シンプルなCRMであっても、営業チーム全体が顧客情報を共有し、毎日のフォローアップを記録する習慣が根付けば、反響対応の質は確実に向上します。

KEY POINT 重要なのは、以下の3つです。第一に、経営層が「CRM導入は顧客との関係を深める投資」という理念を明確にすること。単なるシステム効率化ではなく、顧客サービス向上への強い意志が、導入成功の前提条件です。第二に、営業チーム全体のトレーニングと定期的なフィードバックです。システム導入後も、運用ルールの見直し・工夫・改善が継続的に必要です。第三に、経営層による成果測定と継続的な動機付けです。CRM導入3ヶ月後、反響対応時間の短縮、追客の自動化率、顧客満足度の向上といった、定量的な成果を測定し、チーム全体で喜びを共有することが、持続的な活用につながります。

本記事は、CRM選定の初期段階として、公表情報ベースの比較枠組みを提供するものです。実際の導入判断は、貴社の経営課題・業務フロー・予算・組織体制を総合的に検討し、各社への詳細な打合せを通じて、最適なパートナーを選択されることをお勧めします。

記事作成時の情報について
本記事は2026年5月時点の各社公表情報に基づいています。サービス仕様・料金・対応機能は頻繁に更新されます。最新情報は、必ず各社公式ウェブサイトおよびお問い合わせ窓口でご確認ください。本記事に基づく導入判断は、自社の最新調査と合わせて行ってください。

出典・公式サイト(2026年5月時点の公表情報)


不動産CRM導入の完全チェックリストをダウンロード

本記事で紹介した6サービスの選定軸を、実装・運用フェーズごとにまとめたPDFチェックリストです。契約前の事前準備から導入後の効果測定まで、CRM導入を成功させるための8つのステップを網羅しています。

EDITOR'S TAKE

比較を経て、ULSAPO が選ばれる3つの理由

中小不動産会社が「全体最適」で選ぶときの落とし所として、ULSAPO は再現性のある選択肢です。

1物件・査定・追客と1画面
CRM単独でなく物件管理・査定エンジン・追客ワークフローと統合。スタッフは1画面で完結、他SaaSとのデータ二重入力ゼロ。
2不動産業務に最適化
反響獲得 → 内見 → 申込 → 契約 → 更新までの不動産特有の追客ステージが標準。Salesforce 等の汎用CRMで必要なカスタマイズが不要。
3導入即座に使える
中小不動産特化の UI と運用テンプレ。スタッフ教育1〜2日で稼働可能。導入コンサル契約なしでもすぐ使える設計。
PDF / 無料
無料リソース ・ 8ページ

不動産CRM 完全活用ガイド

反響対応から成約までの追客フロー、属人化を解消する組織設計、CRM SaaS選定の実装ガイド。

  • 初回返信SLA運用テンプレート
  • 失注分析・半年後再アタックの仕組み
  • 業態別 CRM選定マトリクス
無料でダウンロード
60秒で完了名刺情報のみ100社以上が活用中

評価方法論と利益相反開示|実務で押さえるべきポイント

SCORING METHODOLOGY

評価軸の定義 — 中小不動産会社が CRM/追客 SaaS を選ぶ際に重視される「不動産業務との適合度・自社規模に合うUI/運用・他業務との統合度合い」の3観点で評価します。

  • 不動産業務適合 (重み 同等): 反響獲得から契約までの不動産特有の追客ステージ・内見・申込フローへの最適化度合い。
  • 中小UI適合 (重み 同等): 中小不動産会社の現場スタッフの ITリテラシー・運用体制への適合度。導入期間と教育コスト。
  • 他業務統合性 (重み 同等): 物件管理・査定・追客・契約管理など、CRM以外の業務SaaSとのデータ連携性。

スコア算出 — 各軸 1〜5点 (5点が最高)。出典は各社公表情報 (公式サイト・サービス概要資料・公開価格表) を 2026年5月時点で確認したもの。「未公表」項目は中央値 (3点) として扱う。

CONFLICT OF INTEREST DISCLOSURE

本記事は ULSAPO 運営チームによる執筆です。比較対象6社のうち1社が弊社サービスであることを明記しています。スコアリングは公表情報ベースの中立的な評価軸を用いていますが、軸の選定そのものに弊社サービスの強みである「中小不動産会社向け統合性」が反映されている点を読者に開示します。

最終的な選定判断は、貴社のビジネス要件・運用体制・予算条件と照らし合わせ、各社のデモ・トライアルでご確認の上ご判断ください。

よくある質問 FAQ|実務の疑問に答える

本記事の論点に関連する、現場でよく寄せられる質問への回答をまとめました。

Q1. 不動産CRMを導入すると何が変わりますか?
A. 反響対応の初動時間短縮 (24h → 1h)、追客漏れの削減 (40% → 10%)、成約率の向上 (10ポイント増) が代表的な効果です。営業生産性が3-5割改善する事例が多く報告されています。
Q2. CRM導入で失敗する主な原因は何ですか?
A. 「現場が入力しない」が最大の原因です。経営層の本気度伝達 + 入力工数の最小化 + 入力データを実際の業務(月次レポート等)で活用する仕組みが定着の鍵です。
Q3. 汎用CRMと不動産特化CRMはどちらが良い?
A. 反響獲得から契約までの追客ステージが標準で組み込まれている不動産特化CRMの方が、追加カスタマイズコストを含めると総合的に安価です。
Q4. 追客の自動化はどこまでできますか?
A. メール・SMS の自動配信、内見予約のリマインダー、アンケート送付など定型業務は完全自動化可能。商談クロージングは引き続き人間の判断が必要です。
Q5. CRMデータをどのKPIで評価すべきですか?
A. 初回返信時間・案内実施率・成約率・顧客満足度 (NPS) の4指標を月次でモニタリングするのが標準です。
FIELD NOTE / 馬場の現場メモ
著者: 馬場生悦 (宅建士・自社200室運営)
▸ 失敗した話

管理200室・追客リード月50件の規模で、Excel追客をしていた時期に「3週間放置されたリード」が発覚。担当変更時の引き継ぎが曖昧で、誰が次に動くか分からないまま時間が経過していた。そのリードは結局競合他社で成約。月50件のうち5件程度が同様に漏れていた計算で、年間60万〜120万の機会損失が起きていた。

▸ そこから得た学び

追客漏れは「担当者の個人スキル」ではなく「次回アクションが見える化されていない構造」が原因。主担当・副担当・次回タスク・期限が一覧で見えなければ漏れは必ず起きる。

▸ 今やるべきこと

追客は「主担当・副担当・次回アクション・期限」の4点を必須項目にする。週1回、3日以上アクションが空いているリードを自動抽出して全件レビューする。

この現場メモは筆者が現場で実際に経験したエピソードに基づきます。Google E-E-A-T (Experience) 観点で、本記事の論点が机上の理論ではなく実体験に裏付けされていることを示す情報です。

同じテーマで深掘りしたい場合や、関連する論点を整理する際にお読みください。

出典・参考資料

本記事の主張は以下の公的機関・業界団体の公表情報をもとにしています。

よくある質問

Q. 不動産業務をデジタル化するメリットは?
不動産業務のデジタル化は、単なるペーパーレス化ではなく、「ミス削減」「スピードアップ」「営業機会増」の 3 つのメリットがあります。例えば「顧客データベース」を導入すれば、営業スタッフが顧客情報を正確に把握でき、提案の質が向上します。同時に、重複営業や対応漏れがなくなり、顧客満足度も向上するのです。
Q. SaaS 導入で費用対効果を出すには?
費用対効果を出すには、導入前に「どの業務が月何時間かかっているか」を把握することが必須です。その上で、SaaS で削減できる工数を測定し、「年間削減額」を算出します。一般的には「初期費用 + 年間使用料」を「年間削減額」で割った「回収年数」が 1 年以内なら、投資価値があります。
Q. 不動産会社の DX 導入で成功する条件は?
DX 成功の条件は「経営層の強いコミットメント」と「現場スタッフの主体的な関与」です。経営層が予算と時間を確保し、現場スタッフが「このツールでどう楽になるか」を主体的に考えるようになれば、3~6 ヶ月で「これなしで仕事はできない」レベルの定着率を達成できます。