ローン検索(#loan タブ)統合マニュアル

住宅ローン・収益用不動産ローン検索による最速融資スコアリング

🏦 住宅ローンと収益ローンを一元比較

個人の住宅購入から投資用不動産まで、35行以上の金融機関(大手銀行・地銀・信金・信組)と審査条件を自動マッチング。
顧客の年収・年齢・借入希望額などを入力するだけで、都道府県別のスコアリング結果と NG 理由が数秒で表示されます。
実際の融資を保証するものではありません。審査の参考情報としてご利用ください。

1. ローン検索でできること

ULSAPO のローン検索(#loan タブ)では、顧客の属性・物件情報・借入希望額などを入力することで、提携金融機関の審査条件と自動照合し、以下を実現します。

主要な機能

⚠️ 重要な免責
このツールは融資審査を保証するものではありません。スコアリング結果は参考情報の提供です。実際の融資可否は金融機関の審査によって決定されます。顧客への説明時は「審査の目安」として提示し、最終的な判断は金融機関に委ねることを明確にしてください。

2. 住宅ローン検索 — 基本フロー

Step 1. 顧客情報入力

1-1 ULSAPO ホーム → 左サイドバーの 「#loan」タブ をクリック。
1-2 上部のタブから 「住宅ローン」 を選択。
1-3 以下の情報を入力:
  • 年収 — 税込み年収(万円単位)
  • 年齢 — 現在の満年齢
  • 雇用形態 — 給与所得者 / 個人事業主 / 経営者 から選択
  • 勤続年数 — 現職での年数(月単位でも可)
  • 借入希望額 — 住宅ローン希望額(万円単位)
  • 購入予定年齢 — ローン完済時の年齢を逆算表示

Step 2. スコアリング結果の見方

2-1 入力完了後、「検索実行」 ボタンをクリック → 数秒で結果が表示されます。
2-2 ★★★★★〜★(5段階)で合格可能性を表示。各銀行カードには以下が記載:
  • 銀行名・スコア
  • 金利(変動・固定・フラット35)
  • 融資可能額の目安
  • NG 理由(該当時) — 例「年齢上限超過」「年収不足」
2-3 「詳細を見る」 をクリックすると、スコア内訳(加点/減点項目)と銀行メモが表示されます(→ 3. スコア内訳の見方 を参照)。
💡 Tips: 結果の「スコア内訳」を顧客に共有することで、どの項目が審査を左右するかが明確になり、ローン相談の説得力が大きく向上します。

3. 収益用不動産ローン検索

基本フロー

3-1 #loan タブの上部から 「収益ローン」 を選択。
3-2 顧客情報 を入力:
  • 年収
  • 年齢
  • 雇用形態
  • 既存借入月額現在返済中のローン月額(万円)(重要)
3-3 物件情報 を入力:
  • 物件タイプ — 区分マンション / 一棟アパート / 一棟マンション / 戸建て(賃貸)
  • 物件所在地都道府県別マッチングの基準となります(重要)
  • 物件価格 — 万円単位
  • 月額賃料 — 満室時の月額賃料(万円単位)
  • 築年数 — 年数(耐用年数計算に使用)
  • 建物構造 — RC 造 / 重量鉄骨 / 軽量鉄骨 / 木造

DSCR / LTV の計算ロジック

収益ローン検索では、返済余力と借入金割合を 2 つの指標で評価します。

指標計算式銀行の評価基準
DSCR
(Debt Service Coverage Ratio)
月額賃料 ÷
(月額ローン返済 + 既存借入月額)
1.2 以上が理想的
1.0 未満は要注意
(賃料でローンを返済できない)
LTV
(Loan To Value)
融資希望額 ÷ 物件価格 × 100% 70% 以下が安全
75% 以上は審査が厳しくなる傾向
100% 超は一部銀行のみ対応
📌 DSCR 計算例
物件価格: 5,000 万円 / 月額賃料: 25 万円 / 既存借入月額: 10 万円
融資希望額: 3,750 万円(LTV 75%)/ 借入期間: 25 年
月額ローン返済: 約 17 万円
DSCR = 25 万円 ÷(17 万円 + 10 万円)= 25 ÷ 27 ≒ 0.93
→ 返済余力が低い(DSCR < 1.0)ため、審査が厳しくなります。

既存借入の入力方法

現在返済中のローンがあれば、既存借入月額 フィールドに月額を入力してください。この金額は DSCR 計算に加算され、より実態的なスコアを算出できます。

都道府県別の地銀・信金マッチング

3-4 物件所在地の 都道府県を選択 → 検索実行。
3-5 結果は 「その地域に対応した地銀・信金」を優先表示。全国対応の大手銀行(オリックス・スルガ・クレディセゾン等)はリスト下段に表示されます。
3-6 各銀行カードには DSCR / LTV の評価基準が記載されていますので、顧客の物件条件とマッチするかを素早く判定できます。
⚠️ 注意事項
スルガ銀行 には「要注意」バッジが付いています(2018 年の組織的不正融資問題が発覚)
• 不動産業者から勧められた際は、書類改ざん等のリスクに十分注意してください
• オリックス銀行は 2025 年以降、投資用不動産ローンの新規受付を停止中(既存借入者は継続)

4. スコア内訳の見方

スコア内訳画面への遷移

4-1 検索結果一覧の任意の銀行カードで 「詳細を見る」 をクリック。
4-2 右側パネルに スコア内訳 が展開。以下が表示されます:
  • 合格可能性 — ★★★★★〜★
  • スコア(100 点満点)
  • 加点項目 — 審査に有利な要素(例: 年収が基準額を 200 万円超過)
  • 減点項目 — 審査に不利な要素(例: 築 30 年超)
  • NG 理由(該当時) — 融資不可の詳細理由
  • 銀行メモ — その銀行特有の特徴・注意事項

加点 / 減点項目の具体例

スコア評価の対象項目数は商品によって異なります。

項目分類加点例減点例
年収 基準額比 +200万円以上 基準額未満
年齢 完済時年齢が基準以内 完済時年齢が基準超過
雇用形態 給与所得者 個人事業主(勤続3年未満)
築年数(投資ローン) 築10年以下・新耐震基準対応 築35年超・旧耐震基準
DSCR / LTV DSCR 1.3 以上・LTV 70% 以下 DSCR 0.95 未満・LTV 80% 超
💡 項目数について: スコアリングに使用される項目数は商品・ローンタイプ・銀行によって異なります。詳細は各銀行の「詳細を見る」から「スコア内訳」パネルで確認できます。

NG 理由の確認と対策

NG 理由が表示された場合、以下のいずれかが原因です。対策を検討してください:

💡 活用法: スコア内訳を顧客と一緒に確認することで「なぜこの銀行では難しいのか」が可視化され、別の選択肢(借入額調整・繰り上げ返済計画等)の提案が格段にしやすくなります。

5. マルチシナリオ比較

変動 / 固定 / フラット35 の同時比較

住宅ローン検索後、上部の 「シナリオ比較」 タブをクリックすると、同じ銀行で異なる金利タイプ(変動・固定・フラット35)の月額返済額を自動計算します。

5-1 検索結果下部の 「シナリオ比較」 ボタンをクリック。
5-2 以下が自動で計算・表示されます:
  • 変動金利 — 現在の表示金利で計算(将来の金利上昇リスクあり)
  • 固定金利 — 期間中固定(10 年 / 20 年等)
  • フラット35 — 全期間固定(35 年間同一金利)
5-3 各タイプの 月額返済額 / 総返済額 / 利息総額 が表示され、比較表を生成できます。

団信特約の比較

同じシナリオ比較画面で、銀行ごとの団信・特約の内容も確認できます。

特約タイプ保障内容金利上乗せ
基本団信 死亡・高度障害時にローン弁済 なし
がん保障特約 がん診断でローン 50% 弁済 +0.2% 程度
8 疾病保障 がん・脳卒中・急性心筋梗塞等でローン全額弁済 +0.3% 程度
11 疾病保障 8 疾病 + 糖尿病・高血圧症等の長期療養でサポート +0.5% 程度

金利ストレステスト

将来の金利上昇に備えたシミュレーションが可能です。

5-4 シナリオ比較画面の 「金利ストレステスト」 を展開。
5-5 以下のシナリオが自動計算されます:
  • 現在の金利で返済した場合
  • 金利が +0.5% 上昇した場合 — 月額返済額がいくら増えるか
  • 金利が +1.0% 上昇した場合 — さらに大きな負担増
  • 金利が +1.5% 上昇した場合 — 最悪シナリオ
5-6 結果から「毎月いくらの返済増加に耐えられるか」を顧客と一緒に検討できます。
📌 例
借入額 3,000 万円・35 年・現在金利 2.5% の場合
• 月額返済: 約 98,000 円
• 金利 +1.0% の場合: 月額約 112,000 円(+14,000 円)
顧客の資金計画に余裕があるかを判断できます。

6. レポート出力(PDF / 印刷)

レポート生成の手順

6-1 検索結果画面の右上にある 「 印刷/PDF 出力」 ボタンをクリック。
6-2 レポート生成ダイアログが開き、以下が自動生成されます:
  • 顧客情報サマリー — 年収・年齢・借入希望額等
  • 審査結果ランキング — スコア上位 15 銀行の一覧表
  • 詳細カード(上位 5 銀行) — スコア内訳・NG 理由・銀行メモ
  • シナリオ比較表 — 変動/固定/フラット35 の月額返済比較
  • 金利ストレステスト結果 — 金利上昇シナリオ
6-3 PDF 形式で出力 → ダウンロード、または直接印刷が選択できます。

出力内容(収益ローンの場合)

収益ローン検索後のレポートには以下が含まれます:

💡 活用法
• 営業面談の資料として顧客に配布
• 社内会議での融資相談の共有資料
• 金融機関への相談時の参考データ提出
• 顧客の意思決定を加速させる

7. 銀行マスタ管理(管理者権限)

銀行情報の追加・編集

管理者権限 のみがアクセス可能です。

7-1 ダッシュボード → 設定 → 「銀行マスタ管理」 をクリック。
7-2 「+ 新規銀行追加」 ボタンから銀行情報を登録:
  • 銀行名 — 正式名称
  • 分類 — 大手銀行 / 地銀 / 信金 / 信組 / ノンバンク等
  • 変動金利 — 現在の表示金利(%)
  • 固定金利(10 年) — 固定期間別に入力
  • フラット35 金利 — 該当する場合のみ
  • 最大 LTV — 投資ローンの場合
  • 最小 DSCR — 投資ローンの場合
  • 対応都道府県 — リスト選択(複数選択可)
  • 対応物件タイプ — 区分 / 一棟 / 戸建て等
7-3 「保存」 をクリック → マスタが更新され、次回の検索から反映されます。

月次更新リマインダー

銀行の金利・審査基準は頻繁に変わります。ULSAPO は月初に 銀行マスタ更新リマインダー をメール送付します。

⚠️ 重要
金利・審査基準が古い場合、スコアリング結果の信頼性が低下します。月次更新を徹底してください。

8. 統合フロー(内見→融資→書類→サイン)

物件検索〜契約までの全体フロー

ローン検索は単体の機能ではなく、顧客管理・物件管理・成約支援・書類生成とシームレスに統合されています。

ステージ実行内容関連機能
1. 物件検索 顧客の希望条件を入力、物件を検索・比較 物件管理タブ
2. 内見調整 内見日程を確定 成約支援→内見予約
3. 融資検討 #loan タブで住宅ローン/収益ローン検索を実行、複数銀行を比較 ローン検索(本マニュアル)
4. 申込 最適な銀行を選定、融資申込みを進める 顧客管理→ステータス「融資申込中」
5. 書類作成 重要事項説明書・売買契約書を AI 生成 書類生成タブ
6. 署名 電子署名で契約を完結 電子サイン機能
7. 成約 顧客ステータスを「成約」に更新、アフター営業開始 顧客管理→ステータス更新

各ステージでのローン検索の役割

ステージ 3 融資検討フェーズで使用。顧客の属性・希望借入額を入力し、複数の金融機関のスコアリング結果を瞬時に比較。「この顧客はどの銀行に強いのか」が一目瞭然になり、最適な融資先提案が実現します。
📌 統合メリット
他社システムでは「ローン情報」と「顧客・物件・書類」が分断されることが多いですが、ULSAPO では同じ顧客データから自動的にローン検索にデータが流れ込むため、入力重複がなく効率的です。

9. よくある質問

Q. ローン検索の結果が「NG」でした。どうすればいいですか?

A. スコア内訳で NG 理由を確認してください(年齢上限超過、年収不足、DSCR 不足など)。その原因に応じて対策を検討します。例えば、年齢上限超過なら借入期間を短縮、DSCR 不足なら借入額を減額、既存借入が大きければ既存ローンの完済を検討する、などの選択肢が考えられます。複数の銀行を試して「合格可能な銀行」を探すことも重要です。

Q. DSCR と LTV の違いが分かりません。どちらが重要ですか?

A. 両方重要です。DSCR は「毎月の返済能力」を見る指標(賃料でローンが返せるか)、LTV は「担保価値に対する借入割合」を見る指標(銀行の担保カバー率)です。投資ローンの審査では DSCR で「事業収支の健全性」を、LTV で「物件の価値が落ちた時のリスク」を評価します。両方良好なら審査が通りやすくなります。

Q. 変動金利と固定金利、どちらを勧めるべきですか?

A. ローン検索のシナリオ比較で両者の月額返済額と総返済額を顧客に見せ、「将来の金利上昇リスクにいくら耐えられるか」を一緒に考えるのが最善です。金利ストレステストで「金利が +1.0% 上昇したら月額いくら増えるか」を可視化すれば、顧客の判断がしやすくなります。

Q. 複数の銀行に同時申込みしても大丈夫ですか?

A. 短期間(数日以内)であれば問題ありません。各銀行の信用調査機関への照会は一時的に個人の信用スコアに影響しますが、同時申込みは「複数の選択肢を検討中」と判断され、査定上のペナルティはほぼありません。ただし、同じ銀行への多重申込みは避けてください。

Q. 自営業者・個人事業主でも融資は可能ですか?

A. 可能ですが、給与所得者より審査が厳しくなります。過去 3 年分の税務申告書・決算書が必要になることが多く、利益が安定している必要があります。ローン検索では「雇用形態:個人事業主」を選択すると、個人事業主対応銀行のスコアが優先表示されます。

Q. 築古物件(築 50 年超)でも融資可能ですか?

A. 銀行によります。収益ローン検索で築年数を入力すると「対応可能な銀行」と「NG の銀行」が自動で分類されます。築古物件に強い銀行(例:積算評価で土地値に重きを置く地銀)をスコア内訳で確認できます。また、建物の構造(RC 造は耐用年数 47 年、木造は 22 年)も融資期間に影響します。

Q. 既存借入がある場合、どうやって入力すればいいですか?

A. 収益ローン検索フォームの「既存借入月額(万円)」に、現在返済中のローン月額を入力してください。この金額は DSCR 計算に含まれるため、より正確なスコアが算出されます。例えば、既に別の不動産ローン月額 15 万円を返済中なら、その 15 万円を入力します。

Q. レポートを印刷する時、レイアウトが崩れます。何か設定がありますか?

A. Google Chrome 最新版を推奨しています。印刷プレビューで「背景のグラフィック」にチェックを入れ、余白を「最小」に設定してください。それでも崩れる場合は、PDF 保存してから PDF ビューアで印刷するか、A4 横向きでの出力をお試しください。

Q. ローン検索の結果は顧客に説明しても大丈夫ですか?

A. はい。ただし必ず「このスコアは参考情報であり、実際の融資を保証するものではありません。最終判断は金融機関の審査によって決まります」と明記してください。スコア内訳で加点・減点項目を見せることで、顧客の融資意欲を高め、審査に向けた準備(年収証明書の用意、既存借入の整理等)を促すことができます。

Q. 銀行マスタが古い場合、どうしたらいいですか?

A. 管理者に「銀行マスタの更新」を依頼してください。毎月 1 日に更新リマインダーがメール送付されます。金利が変わると検索結果の「月額返済額」が大きく変わるため、最新の金利を保つことは検索の信頼性を維持するために重要です。